委員紹介
中島 新一郎(なかじま しんいちろう)
薬剤師
近年の医学・薬学の進歩により我が国の平均寿命は画期的に伸び世界一を維持しています。しかしながら、全ての病気が制圧されたわけではありません。まだまだ、病気で悩み、より良い薬を求めている患者さんが数多くいます。新しい薬を開発するためにはその候補を人に試すことになるので、そこに参加する患者さんの安全を確保すると共に当然の権利を守る必要があります。医薬品の開発には厳格な規則(「医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP)」)がありますが、この規則を遵守して患者さんに不利益を与えないように審査をします。私はこの基準を作るときに関わった一人として治験に参加する患者さんの安全を保ちながら迅速な新規医薬品の開発に尽力したいと思っています。
略歴
- 1959年
- 明治薬科大学薬学部卒業
- 1967年
- 千葉大学大学院薬学研究科修士課程修了
- 1977年
- 千葉大学薬学部講師
- 1977年
- 筑波大学附属病院副薬剤部長
- 1980年
- 東京大学薬学博士取得
- 1983年
- 山梨医科大学(現 山梨大学)医学部附属病院薬剤部長
- 1993年
- 山梨医科大学医学部教授
- 2002年
- 山梨大学名誉教授
医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構顧問
- 2004年
- 城西国際大学薬学部教授・薬学部長
- 2006年
- 城西国際大学副学長・薬学部長
- 2012年
- 城西国際大学退任